何人かはすでにご存じだと思いますが、一昨日くらいから、降って湧いたように、《宝石の広間》が急激な値上がりを見せています。

《宝石の広間》ってなに?

って方のために軽く紹介。

《宝石の広間》
(1)(G)(G)
ワールド・エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは色を1色選ぶ。
ターン終了時まで、マナを引き出す目的でタップされた土地は、
他のいかなる色のマナの代わりに選ばれた色のマナを生み出す。


ミラージュブロックの、ワールド・エンチャントシリーズの一つ。
ワールド・エンチャントは、次元カードのエンチャント版見たいなもの。

ワールド・エンチャントと書かれたものが複数戦場にある場合、最新のもののみが、
戦場に残り、残りは墓地に行く。というもの。
その分、効果は強力。
有名なカードだと、全クリーチャーに速攻能力を持たせる《調和の中心》があります。

話を《宝石の広間》に戻します。
EDHプレイヤーでも知っている人はそんなに多くないくらいマイナーなカードです。
たまに緑単デッキから出てきて、多色デッキの人を困らせる程度。
(実は、自分のカマールに入っています。)
青単の人が、「青!」って宣言して無限コンボを決めようとするのを防げないことがたまにあります。
相手のターンに、《クローサの掌握》を撃てないです。(経験談)



このカードが高騰している理由は、無色エルドラージを抑えられる。
とか、1ターンに召喚できるエルドラージを1色のみにできる。
だと思うんですが、テキストをよく読んでみると、「あれ?」って思うはずです。


各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは色を1色選ぶ。
ターン終了時まで、マナを引き出す目的でタップされた土地は、
他のいかなる色のマナの代わりに選ばれた色のマナを生み出す。


アクティブプレイヤーが指定した色(たとえば「緑」としよう。)

アクティブプレイヤーの土地から出る色マナ
すべて緑マナとして生み出されます。
非アクティブプレイヤーが《燻る湿地》をタップして黒マナを出そうとしても、
それは緑マナが出てきてしまう。


しかし、《ヤヴィマヤの沿岸》や《コイロスの洞窟》で無色マナを生み出した場合は、そのまま無色マナが出てくる。

つまり、色のない無色マナに色をつけることはできないのです!!

《白日の下に》などの収斂カードや、《龍王オジュタイ》などの多色クリーチャーの召喚を妨害することはできても、
《裏切り者の都》や《古の墳墓》経由での《難題の予言者》の召喚は妨害できないのです・・・。

買う前に、もう一度テキストを読みなおそう。(お兄さんとの約束だよ!!)

追記。
個人的には、EDHくらいでしか見向きもされないカードに注目が集まるのは非常に嬉しいと思います。

コメント

wasp
2016年3月19日3:57

はじめまして。
この手のマナ妨害カードはだいたい「いかなるタイプのマナの代わりに」というのが多いので見落としがちですね。事実、自分も見落としてました。緑白なら大丈夫かと思っていたぐらいで(汗
しかし、ウィキですらエルドラージ対策でって書いていたので結構見落とす人がおおいようですね。それと値段の高騰具合が酷い・・・・

testament
2016年3月19日7:23

最近は、マジックをゲームとしては全くやっていなくて、転売してお金儲けの為にやっている人間が本当に増えているみたいですねorz
ゲームとしての面白さにも目を向けて欲しいのですが・・・

そんちょう
2016年3月19日9:02

EDH需要だけかと思ったら、こんなことになってたのか。

>他のいかなる色のマナの代わりに選ばれた色のマナを生み出す。
「無色は色ではない」ということを知っていればこんなことには・・・。

杏仁
2016年3月19日23:06

>waspさん
コメントありがとうございます。
僕も4年ほど前、これを見つけた時、一瞬勘違いしました。

杏仁
2016年3月19日23:08

>testamentさん
コメントありがとうございます。
確かに、そんな人いますね。

目先の利益よりも、カードの目的を思い出してほしいですよね。

杏仁
2016年3月19日23:10

>そんちょうさん
EDH需要だとしても、もっと他に優先的に入れたいカードがあると思います。
このカードは個人の好みによって入れるかどうかが決まると思います。

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